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スキャンしたデータを特殊なフォースフィードバックシステム(触感感知システム)がある3Dマウスを利用して加工を行います。 マウスでは不可能な手で原型を編集するのと同じ繊細な力感を持って加工する事が出来るので職人の技術力を最大限に生かす事が可能です。
データを粘土をこねるようにしてふくらみを調整していきます。このような微妙な編集がルアーの泳ぎ方を変えていきます。 デジタルの為編集がとても容易なので、複数パターンの試作を素早く作成、評価し、製品のクオリティを向上させる事が可能です。
手しかできないアナログ的な編集ももちろんですが、ミラーリング、一定肉厚のシェル化、パーセンテージでの拡大縮小などデジタルでしかできない加工もデジタルなので可能です。こういった数値化制御の編集は、製造、量産においてとても重要です。 手作業の要素を折り込みながら数値化することにより、従来の手原型の良さを残しつつ生産性を高める事が可能です。
完成した形状から型を設計します。 ものづくりの大きな壁である設計と製造の壁をなくし、加工のプロと設計のプロがお互い同じ3Dデータを確認して話し合いながらリアルタイムでモデリングをし、型を設計していくので、ディティールを守りつつ、加工限界や生産性を考慮した最適な型を最速で製作することが可能です。
この後の工程は、Vol.03 有限会社伊藤彫刻所のデジタルデジタルモノづくり へ続きます。
2019.08.22
2019.08.15
2019.08.8
2019.08.1